1.ロケーション
ル・リッシュはステレンボッシュ市東部、ホッテントット山地に囲まれた風光明媚なジョンカースフック・ヴァレーに位置します。
遠くケープタウンのテーブルマウンテンまで眺めることのできるその立地は、落ち着いていて居心地がよく、しかし元気をくれる雰囲気があります。
ル・リッシュがワインを造る農場は「リーフ・オブ・フープ(アフリカーンス語で『希望を糧に生きる』の意味)」と呼ばれています。
ここでは1年間に5000ケース分のワインだけが造られます。キャブ・リザーブに至っては、そのうちたったの500ケースという希少さで す。本当に希少ながら、それでも造り出す価値は充分に高い品質といえるでしょう。
2.歴史
ル・リッシュのワインは1996年にエティエン・ル・リッシュによって設立され、現在もル・リッシュ一家により経営されています。
エティエンは1970年代からワイン作りを始め、彼が最も敬愛する品種-カベルネ・ソーヴィニョン-のためのワイナリーを作ることを決意しました。
そのためエティエンが購入した一角にある、元々は1911年に立てられたという醸造施設は、プレミアムを超える「ウルトラ・プレミアム」の赤ワインを造るため慎重に修復・改装されましたが、建てられた当時の雰囲気を今でも良く 残しています。
3.生産者
プラッターズ・ワインガイドで毎年のように5星クラスの評価を叩き出し、南アフリカでも最も評価が高いといわれるル・リッシュのワインは、「カベルネ・ソーヴィニョンの達人」との異名を持つエティエン・ル・リッシュによって作られます。
ス テレンボッシュでも最高のカ ベルネの個性を引き出すために、彼はワイナリーの区分に拘ることなく、ステレンボッシュの中で最高のテロワールから常に葡萄を選び出します。彼の作るワイ ンはすばらしく優雅で上品な風味とともに、驚くべき品質と熟成のポテンシャルを持っています。
エティエン自身は南アフリカのワイン醸造者の間でも高く評価されていながら、メディアへの大々的な宣伝などを好みません。ただこだわりは彼の格言が 最も良く表しているでしょう。「まず一つのことに集中して、それを自分の能力で最大限というところまで仕上げるんだ。残りも同じようにやっていけばい い。」
Le Riche(ル・リッシュ)
プラッターズ・ワインガイドで毎年のように5星クラスの評価を叩き出し、南アフリカでも最も評価が高い 「カベルネ・ソーヴィニョンの達人」が経営するワイナリーです。